2022年7月 開催報告
・ご挨拶
2022年7月16日、CUD 友の会がZOOMにて開催されました。
今回は、色弱当事者との交流会というテーマでした。
参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
・自己紹介(これを書いている人)
CUDO 個人賛助会員の tana です。色覚型は、Da(D弱、2型3色覚)です。
CUD 友の会では、毎回の内容の打ち合わせの準備、進行用スライドのマスタ作成などを行なっています。
時々、司会進行などで表に出てきます。
・内容
今月のテーマは、「色弱当事者との交流会」でした。
普段の生活のなかで、色弱当事者の方に直接、話をきく機会は少ないと思います。また、こんなことを尋ねるのは失礼なのでは?と遠慮してしまい、本当に質問したいことを質問できないこともあるでしょう。
そういった点では、今回の交流会に参加いただいた当事者のみなさんは、ある意味、歴戦の戦士のような皆さんなので、どのような質問にも、答えてもらえるのではないかという期待がありました。
トークテーマを区切って進めていったため、それに対応するように、幼稚園から小学校、中学校から高校、大学から社会人、と話題が展開していきました。
特に印象的だったのは、小学校の理科の実験に関するご質問とその受け答えに関するやりとりです。
色弱の子どもには、実験で使う器具や装置の表示などが見えにくい(見えない)といったことが考えられます。
そのような時の対応について、当事者の方から、こんなお話をしていただきました。
「理科の実験は、グループワークで進めることが多い。なので、見えない部分については、周りのメンバーと協力していけば大丈夫だよ」
というものでした。
この周囲の人間との協力関係を築くという方法は、大人になってから働く際にも当てはまります。
また、色弱に限った話でもないということに気をつけると良いのではないでしょうか。
どんなことでも、できることは人によって異なりますから、お互いに補い合うことで進んでいけます。
色覚を通して「お互い様」を体感できる分、当事者のお子さんは周囲に優しくできるかもしれませんね。
私自身も色弱です。それでも、理科の実験は、やはり楽しかった思い出があります。
今の当事者のお子さんにも、実験の楽しさを味わってほしいと思いながら、お話を聞いていました。
参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
今回参加された保護者のみなさん、そして、当事者に興味をもってお話をききにきてくれた皆さんに、
なにかしらプラスになるようなことがあれば、主催側としても嬉しい限りです。
・アンケートのお願い
参加された方には、ぜひ、参加者アンケートのご協力をお願いします。
・次回予告
2022年8月20日の CUD 友の会 のテーマは、「色覚検査について」です。
健康診断では、身長を測ったり体重を測ったり、視力を測ったりします。
では、色覚はどのように検査するのでしょうか?どういった検査を行うのか、また、いままでどのように色覚検査が行われてきたのか、といった色覚検査に関する疑問、不安をお持ちの方もいると思います。
そのような皆さんの気持ちを少しでも解消できればいいなと考えています。
それでは、次回の CUD 友の会 でお会いしましょう。