2023年6月 開催報告
・ご挨拶
2023年6月17日、第70回 CUD 友の会がZOOMにて開催されました。
今回のテーマは、CUD 発表会+交流会 でした。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。
参加者数はこじんまりとしていましたが、初参加の方もいました。
貴重なお話をきくことができました。
・自己紹介(これを書いている人)
CUDO 個人賛助会員の tana です。色覚型は、Da(D弱、2型3色覚)です。
CUD 友の会では、毎回の内容の打ち合わせの準備、進行用スライドのマスタ作成などを行なっています。
時々、司会進行などで表に出てきます。
・内容
まず、CUD 発表会を行いました。
- JIS 安全色の改訂(CUD化)について
2018年に、JIS の安全色が改定されされました。CUDOのページに紹介記事があります。
これにまつわるお話を改定に携わった立場で、お話いただきました。当時の苦労話、経緯など貴重なお話を伺うことができました。 - 道具としての「色」について
普段、なにげなく使っている「色」は、実は「道具」なのではないか?という視点で、身の回りで使われている「色」を振り返りながら、色弱の当事者としてどのように振る舞えばよいのか?個人的な思いを中心にお話ししました。
次に、上記の発表をもとに参加者のみなさんで交流しました。JIS の安全色のCUD化は、色弱当事者にとってもエポックメイキングなできごとだったと思います。昔からあるルール、規格は変えることができないという先入観を持ちやすいように観察されます。ですが、その機会があれば、帰ることができる、変えることができたという事実は、大事にしたいと思います。参加いただいたCUDOの方からは「CUDOの役割、功績として、当事者の声を必要な場所へ届ける場を作ることができたのではないか」というお話もありました。なにかを決める際に、一部の人だけではなく当事者を含めたチームで考えることが重要なのだと再認識しました。
また、初参加の方からは、色弱と写真について、色覚補正メガネについて、などの質問もありました。色弱の当事者とその保護者、特に母親との関係性についての話題にも触れました。色弱であることがハンディだと思う必要のない社会になるように、と思います。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
・アンケートのお願い
参加された方には、ぜひ、参加者アンケートのご協力をお願いします。
・次回予告
2023年7月15日の CUD 友の会 は、お休みします。
そのかわりといってはなんですが、7月23日(日)にスペシャルな企画があります。
セミナーと相談アワー「子どもの色覚バリアフリーと美術」
主催:徳島県立近代美術館、カラーユニバーサルデザインをすすめる会
上記のリンクから概要をご確認のうえ、個別にお申し込みください。
7月の開催告知として、改めて記事を投稿する予定です。
よろしくお願いします。