2024年11月 開催報告

・ご挨拶
2024年11月16日、第88回 CUD 友の会がオンライン(ZOOM)にて開催されました。
今回は、オンラインでGO!(宇都宮ライトレール沿線編)でした。参加いただいた皆様、ありがとうございました!

・自己紹介(これを書いている人)
CUDO 個人賛助会員の たのすけ です。色覚型は、Da(D弱、2型3色覚)です。
CUD 友の会では、毎回の内容の打ち合わせの準備、進行用スライドのマスタ作成などを行なっています。
時々、司会進行などで表に出てきます。

・内容
前座として、私からは、いつものお知らせ(CUD友の会とは?など)を行いました。
その後、メインイベントの案内人としてCUD友の会世話人のお一人でもある杉山さんにバトンタッチ。
以前、宇都宮ライトレール乗車時の写真を紹介いただきながら、参加者のみなさんでワイワイと交流しました。

当日、ならびに、本報告書で使用している宇都宮ライトレールの写真は、杉山さん撮影によるものです。
本報告書での使用についても、ご厚意で提供いただきました。無断転載等はご遠慮ください。
すべての写真を紹介したいところではありますが、議論が盛り上がった写真を中心に紹介します。
一覧表のコメントは、参加者のみなさんのコメントの抜粋、並びに、これを書いている人(私)による主観が含まれます。予めご了承ください。

オンライン試乗会写真&コメントリスト📷
(クリックすると写真の一覧が開きます。また、写真をクリックすると大きな画像が表示されます。)
番号説明写真コメント
1路線図&運賃表一番右に当駅表示があります。現実の進行方向に対応させるためか、左から右へ並んでいます。

背景(ダークグレイ?)と赤字の組み合わせのため、目立ちにくいというコメントがありました。
2宇都宮駅
東口停留所案内図
1と同様、背景と文字の組み合わせが目立ちにくいというコメントがありました。
3宇都宮駅東口停留所
ホーム概観
ライトレールのテーマカラーなのか黄色が目立ちます。
4ご利用方法乗車は緑、降車は黄色という色分けが、見分けにくい可能性があるというコメントがありました。
実際の車両の写真がこのあとに出てきます。
5路線案内現在地の駅番号に赤丸がついていますが、路線図と同様の理由で目立たないというコメントがありました。
6時刻表時刻表の土曜・日曜・祝祭日のタイトルが暗く背景に同化してしまうため見分けにくいのでは?というコメントがありました。
7宇都宮駅東口停留所
周辺案内
色が多く使われているため、現在地を示す表示が埋もれてしまっており、見分けにくいというコメントがありました。
8宇都宮駅東口停留所
ホーム内案内表示
路線図同様、現在地の表示が見分けにくいというコメントがありました。
9宇都宮ライトレール
車両
行き先表示の判読は、特に困らないようです。
10宇都宮ライトレール
車内(乗降口付近)
下車時タッチ操作付近
車内のタッチ部分(降車)です。
色での判別は、黄色(降車)と緑(乗車)の組み合わせが分かりにくいというコメントがありました。
また、矢印が斜めになっているとわかりやすいのでは?というコメントもありました。
11宇都宮ライトレール
車内(乗降口付近)
乗車時タッチ操作付近
車内のタッチ部分(乗車)です。
降車時と同様のコメントがありました。
12宇都宮ライトレール
車内
非常停止ボタン
非常停止であればボタンの周囲は、赤と黄色が見やすいのではないかというコメントがありました。
13宇都宮レイトレール
車内
非常通報ボタン
非常通報ボタンは見分けやすい配色だというコメントがありました。
14宇都宮ライトレール
車内
非常用ドアハンドル
非常用ドアハンドルという文字も黄色のほうが目立つかもしれないですね。
15宇都宮ライトレール
車内(天井付近)
路線案内図
背景が白に黄色で路線図が引かれています。車内の天井付近にあるため、離れていると判読できないというコメントがありました。
16宇都宮ライトレール
車内(乗降口上部)
行き先表示
おおむね見やすい(判読可能)というコメントがありました。
17宇都宮ライトレール
車内(乗降口上部)
現在地&行き先表示
現在地を示す表示が赤のため、路線図同様、見分けにくいというコメントがありました。
18宇都宮ライトレール
車内(前方上部)
運賃表
運賃表は、見分けられるというコメントがありました。

・終わりに
 公共交通機関の配色は、いろいろな人が利用することを前提に、表示についてもいろいろな人たちの意見を参考にするとよいのではないかという意見が印象的でした。言語による違い(日本語、英語)といったものに加えて、色覚の多様性(タイプごとの見やすさの違い)を考慮した配色になっているとよいですね。
 あわせて、CUD(カラーユニバーサルデザイン)の考え方を取り入れて、セパレーションカラーを採用する(背景と文字の間に区切りの線を入れるなど)の少しの工夫で視認性は驚くほど高くなります。そういった過去の事例を参考に、当事者と事業者がつながっていければよいですね。
 ご参加(ご乗車?)いただいたみなさん、ありがとうございました。

・次回予告
12月のCUD友の会は、お休みです。その代わり、CUDO(カラーユニバーサルデザイン機構)の賛助会員の集いが開催される予定です。12月21日(土)で、場所は埼玉県にある鉄道博物館が計画されています。
募集は、いつも通り、connpass で行います。告知をお待ちください。乞うご期待!

・アンケートのお願い
参加された方には、ぜひ、参加者アンケートのご協力をお願いします。

以上です。