2024年2月 開催報告
・ご挨拶
2024年1月20日、第77回 CUD 友の会がハイブリッド(対面+ZOOM)にて開催されました。
ひさびさの対面での開催となり、わちゃわちゃしたりしましたが、寛大な心をお持ちの参加者のみなさんに助けていただきました。初めての方にも参加いただき、有意義な会になったと思います。
ありがとうございました!今後も、よろしくお願いします。
今回のテーマは、ACAP消費者問題に関する「わたしの提言」 最優秀賞記念交流会 でした。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。
・自己紹介(これを書いている人)
CUDO 個人賛助会員の tana です。色覚型は、Da(D弱、2型3色覚)です。
CUD 友の会では、毎回の内容の打ち合わせの準備、進行用スライドのマスタ作成などを行なっています。
時々、司会進行などで表に出てきます。
・内容
私たちの仲間である杉山さんが最優秀賞を受賞された ACAP 消費者問題に関する「わたしの提言」について、お話いただきました。
まず、杉山さんご自身のご経歴から始まり、過去のCUDにまつわる活動(新聞の投書欄に掲載された記事のご紹介、社内での啓蒙活動のご紹介をいただきました。
そして、論文の内容について。
応募のきっかけから、論文の構成の試行錯誤の様子(表現や内容の取捨選択)などの裏話、授賞式の様子までお話いただきました。
この下に参考のURLを掲載しました。受賞された論文を読んだり、授賞式の様子を撮影した動画を視聴することができます。
ぜひ、お目通しいただければ幸いです。
さて、私(司会)が印象に残ったことを書いてみます。
杉山さんのお話のなかで、論文のなかで用いる「表現」について紹介いただきました。色覚は主に錐体に関係するため、杆体の説明は省いたりといったような表現を工夫されたそうです。これは、色覚、CUDになじみのない読者(審査員)を念頭においたものです。とても苦労されたと思いますが、その分、とても素晴らしい効果があったのではないかと思います。
だからこそ、講評のなかに「独創的」、「新鮮」、「新たな気づき」といった、まさに論文で伝えたかったことが伝わったのではないでしょうか。
自分の言葉ではなく、相手が分かる言葉を選んで表現すること。
一般に、なにかを表現するのであれば、自分の言葉(=分かっている言葉、使い慣れている言葉)のほうが楽ですし、速いです。そこをぐっと踏みとどまって、読者の立場を想定し、表現を整えることは、多数色覚の人が色弱者のために判別しやすい色を選ぶのに似ているのでは?と感じました。
お話を聴かれた皆さんは、どのように感じたでしょうか?
もしかしたら、色弱の当事者は、多様性に敏感であり寛容であり思慮深いのかもしれませんね(人による=性格の問題かもしれません)。
・参考URL
受賞論文
https://www.acap.or.jp/activity/enlightenment/teigen/teigenaward-list/
表彰式(動画)
https://www.acap.or.jp/activity/enlightenment/teigen/2023teigen-award/
自見大臣の活動(フォトレポート) | 消費者庁 (caa.go.jp)
https://www.caa.go.jp/about_us/minister/photo/jimi/
・アンケートのお願い
参加された方には、ぜひ、参加者アンケートのご協力をお願いします。
以上です。