2023年10月 開催報告

・ご挨拶
2023年10月29日、第73回 CUD 友の会がオフライン(対面形式)にて開催されました。東京都の飯田橋駅近くにある区民館を借りて行いました。
の3年ほどは、新型コロナの影響によりオンラインでの開催が続いていました。今回は世間の流れも考慮しつつ、対面で開催しました。遠方にお住まいの方をはじめ参加できなかった皆さんにも、会いに行ける機会があればいいなと思う今日のこの頃です。

今回のテーマは、色覚焼き肉研究会 でした。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。

・自己紹介(これを書いている人)
CUDO 個人賛助会員の tana です。色覚型は、Da(D弱、2型3色覚)です。
CUD 友の会では、毎回の内容の打ち合わせの準備、進行用スライドのマスタ作成などを行なっています。
時々、司会進行などで表に出てきます。

・内容
はじめに、参加者のみなさんで自己紹介を行いました。
お互いの顔をみて自己紹介するのも久しぶりでしたね。その昔、秋葉原にあったCUDOの会議室を借りて開催していた頃を思い出しました。なつかしい…

その後、今回の色覚焼き肉研究会の講師である iggyさんにバトンタッチして、研究会を進めてもらいました。
まず、みんなで色弱と焼き肉の関係性について整理しました。色弱の人が焼き肉を焼く際の困りごと、困るであろうことをみんなで話し合い、ホワイトボードに付箋を貼ってグループわけしました。その際には、盲人焼き肉研究会やNHKのバリバラでの焼き肉会の放送についても紹介いただきました。

次に、参加者のみなさん、そして、CUDO事務局で用意いただいたさまざまなお肉を焼きました。
鳥、豚、牛、子羊のお肉でした。部位は、ロース、タン、バラ、などなど。
ただ焼くのではなく、同じ種類のお肉を10枚程度準備しておき、フライパンに並べ、決めた間隔(たとえば5秒ごと)にフライパンからお皿に移し、焼け具合の変化を観察できるようにしました。段階を追って、お肉が焼けていく過程を比較、観察できる画期的(?)な方法だったと思います。

やってみてわかったこと。
・ひとり焼き肉だとあまり困らないが、やはり、焼き肉パーティなど複数で行う場合に課題が現れる
・C型の人は視覚で判断しがち
・色弱の当事者は音や匂いなども考慮して、焼き肉の焼け具合を判断するとよい(判断している)
・焼き肉が焼きあがるまでの工程(過程)と、そのときの音、匂いに注目するとよい(肉の歌を聴け
  1)お肉の水分の温度が上がる
  2)お肉の水分が蒸発する
  3)お肉の脂の温度が上がる
  4)お肉の脂が爆ぜる
  5)お肉の形状変化が起こる(縮まる、反り返るなど)
  6)お肉の感触も変化する(菜箸で触れると硬くなる、表面をなぞるとざらざらする、など)

また、私自身は、焼き肉について困っていると思っていなかったのですが、実際に話をきき、焼いてみるといままでより上手に焼けたように思います。ほかの参加者に食べてもらったところ、うまく焼けているというジャッジをもらいました。ほくほく。

なお、観察、研究に用いたお肉たちは、再度、しっかりと火を通したのち参加者のみなさんで、すべてまるっとおいしくいただきました。
私がもっていった「もやし」も好評でしたのでなによりです(笑)


・アンケートのお願い
参加された方には、ぜひ、参加者アンケートのご協力をお願いします。

・次回予告
2023年11月24日(金)の CUD 友の会 は、CUDO 賛助会員の集い との共催 となります。
それに伴い、普段の開催とは異なる第4金曜日の開催となります。11月24日(土)の午後に渋谷で…
内容はお楽しみです。
CUDO 事務局からのお知らせをお待ちください!

よろしくお願いします。