2023年2月 開催報告

・ご挨拶
2023年2月18日、第66回 CUD 友の会がZOOMにて開催されました。
今回のテーマは、色覚感をアップデートしようでした。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。無事にアップデートできていれば幸いです。

・自己紹介(これを書いている人)
CUDO 個人賛助会員の tana です。色覚型は、Da(D弱、2型3色覚)です。
CUD 友の会では、毎回の内容の打ち合わせの準備、進行用スライドのマスタ作成などを行なっています。
時々、司会進行などで表に出てきます。

・内容
まず、色覚にまつわるトピックを3つ紹介しました。

  1. 色覚の多様性について再確認
    単純に区切れるものではなく、連続的に分布しているんだというお話を紹介しました。
    詳しくは、川端さんのweb連載を参照ください。とても興味深い内容が紹介されています。
  2. 令和4年度東大入学式での総長の式辞
    東京大学の入学式の中で、総長による式辞が述べられました。その中で、色覚の多様性に関する内容に触れられていたので、紹介しました。東大の河村先生の研究に拠るものです。
  3. 2023年大学入学共通テスト「生物」での色覚にまつわる問題
    生物の問2に、色覚に関する問題が出題されました。ぜひ、チャレンジしてみてください。

このように、テレビ番組の中で色覚について取り上げられる機会が増えてきただけでなく、web連載、大学での式辞、そして、入試問題の中にも登場するようになりました。これは、社会の色覚に対する考え方、捉え方が変わってきた表れなのではないかと思えます。

これらのお話を踏まえて、後半では、色弱の当事者とそのお仕事(お医者さん、電車の設計、書籍の出版)、飛行機や車の免許、そして、日常生活では焼肉のお話など、世間的には色弱当事者には難しいと思われていることを実践されている方々を紹介し、お話を伺いました。色弱だから無理と別の道を選ぶのも1つですが、本当にtyレンジしてみたいことなら、何かしらの方法を模索し、編み出すようなフロンティア精神を大切にしてみるのも良いかもしれません。そうした努力や工夫が、その世界の第1人者になれる条件なのかもしれませんね。

お話していただいた皆さん、ありがとうございました!

・アンケートのお願い
参加された方には、ぜひ、参加者アンケートのご協力をお願いします。

・次回予告
2023年3月18日の CUD 友の会 のテーマは、検討中です確定ではないので、変更の可能性があることをご承知おきください。
とある大学の卒業研究の中で行われた色覚にまつわる内容を紹介いただく予定です。研究内容、その結果、それに関連する論文などを、その研究を指導された先生から紹介いただく予定です。
それでは、次回の CUD 友の会 でお会いしましょう。