2022年5月 開催報告

・ご挨拶
2022年5月21日、CUD 友の会がZOOMにて開催されました。
また、今回は、CUDO 賛助会員の集い との共催(同日開催)でした。
いつも以上に賑わっていた(参加いただいた人数が多かった)ように思います。
参加いただいた皆さま、ありがとうございました。感謝です。

・自己紹介(これを書いている人)
CUDO 個人賛助会員の tana です。色覚型は、Da(D弱、2型3色覚)です。
CUD 友の会では、毎回の内容の打ち合わせの準備、進行用スライドのマスタ作成などを行なっています。
時々、司会進行などで表に出てきます。

・内容
今月のテーマは、サロン形式(つまり、フリートーク)です。
賛助会員の集いの中で挙げられた質問にお答えするというところから、話はスタートしました。
質問:色弱当事者にとって日常生活の中で最も困ることは何か?
この質問の答えは、とても難しかったです。最も困ることはなんだろう?
最も…と、この答えを考えている状態が最も困っていたかもしれません。
色覚(色の見え方)は、人によって様々です。
つまり、色弱という括りの中でも見え方が微妙に異なることを意味します。
自分の見えている色、世界を相手に伝えることはとても難しいものです。
#だからこそ、色のシミュレータ色のめがねといった便利アプリを重宝しています。

当事者の方が、こんなエピソードをお話しくださいました。
それは、仕事を進める中で第三者が作成した資料の配色が見えづらくて困るというものです。
パソコンの Office ソフト(ワード、エクセル、パワーポイントなど)での資料作成では、当事者もそうでない人も、CUD にちょっとだけ気を遣ってみるとみんなが見やすい資料になるのだと改めて感じました。
色に限らずユニバーサルデザインは、当事者だけにメリットがあるのではなく、当事者もそうでない人も広くメリットがあるものだと考えられます。

もう1つ、印象に残っていることは、色弱の当事者のお子さんを持つ保護者の方のお話です。
小学生のお子さんに「色弱は20人に1人の選ばれた存在だ」(要旨)というお話をされたそうです。
色弱だと見えないものもあるけれど、色弱だからこそ見えるもの、気がつけることがあるという意味では、おっしゃる通りだと感じました。さらに、その選ばれた存在という表現が科学的にもそうであることを裏付けるような研究も進められているというお話がありました。
進歩する科学の中で、私たち自身の「色弱に対する見方」もアップデートしていく必要があります。

CUD 友の会の活動も、そういった様々なアップデート活動の一助になることができれば嬉しい限りです。

・アンケートのお願い
参加された方には、ぜひ、参加者アンケートのご協力をお願いします。

・次回予告
2022年6月18日の CUD 友の会 のテーマは、「アート系(の何か)」です。
現在、鋭意企画中です。乞うご期待。

それでは、次回の CUD 友の会 でお会いしましょう。